茶道で有名な千利休は、多分、クリスチャンだったと私は思うのです。ですから、豊臣秀吉に処刑されたのです。なぜなら、利休の7人の弟子の中の4人には、高山右近を含める、キリシタン大名でした。
また、茶道は、聖書の聖餐式から色々とったそうです。茶室に入るには、躙(にじ)り口(ぐち)を通らなければならないのです。これは利休が考えた茶室特有の出入り口で、自分の頭を下げなければならないのです。武士の魂といわれた刀でさえも、利休は入れることを許さなかったのです。
茶道では、家柄、立場、持ち物、財産や権力等を全部捨てていくことを学ぶ道なのです。いったん茶室に入ると、人はすべて平等であり、互いに仕え合う身分となるのです。これは「茶室にはいるには、天国にはいるのと同じように、大名と言えど、一様にへりくだらなければならぬ」という意味なのです。
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